antiX-時刻合わせ-runit

2025/10/30
時刻合わせは、設定パネルからも設定できますので、ご参考まで。

antiX(runit)での時計自動合わせ:chronyd

項目内容
目的chronyd を runit 管理で常時稼働させ、NTP自動同期を行う
既知の落とし穴/var/service ではなく **/etc/service** にリンクする/サービス定義(run, log/run)の実体必須

手順1:パッケージ確認(chrony が入っているか)

dpkg -l chrony >/dev/null 2>&1 || (sudo apt update && sudo apt install -y chrony)
command -v chronyd || echo "chronyd が見つかりません(chrony のインストールを確認)"

期待:`/usr/sbin/chronyd` などが表示される。

手順2:runit サービス定義の実体を用意(/etc/sv/chronyd)

# サービス定義ディレクトリ & ログ用ディレクトリ
sudo mkdir -p /etc/sv/chronyd/log/main
sudo mkdir -p /var/log/chronyd

# run スクリプト作成(前面・デーモンログ出力のため -d)
sudo tee /etc/sv/chronyd/run >/dev/null <<'EOF'
#!/bin/sh
exec /usr/sbin/chronyd -f /etc/chrony/chrony.conf -d
EOF
sudo chmod +x /etc/sv/chronyd/run

# log/run(svlogd で /var/log/chronyd に記録)
sudo tee /etc/sv/chronyd/log/run >/dev/null <<'EOF'
#!/bin/sh
exec svlogd -tt /var/log/chronyd
EOF
sudo chmod +x /etc/sv/chronyd/log/run
検証:
ls -l /etc/sv/chronyd /etc/sv/chronyd/log
# → run と log/run に +x が付いていること

手順3:runit の監視ディレクトリに「登録」する(/etc/service にリンク)

# 監視ディレクトリを用意(存在すればOK)
sudo mkdir -p /etc/service

# (誤登録の掃除:任意)/var/service に古いリンクがあれば削除
sudo rm -f /var/service/chronyd 2>/dev/null || true

# 正しい監視先へリンク(上書き安全)
sudo ln -sfn /etc/sv/chronyd /etc/service/chronyd
検証:
ls -l /etc/service/chronyd
# → /etc/service/chronyd -> /etc/sv/chronyd

手順4:起動と状態確認(sv は /etc/service を既定参照)

# 絶対パス指定だとより確実
sudo sv start /etc/service/chronyd
sudo sv status /etc/service/chronyd

期待:
>|text|
run: chronyd: (pid XXXX) Ns

手順5:NTPサーバー(日本向け)設定と再起動

# 推奨サーバーを先頭に差し込み(重複行があれば適宜整理)
sudo sed -i '1iserver ntp.nict.jp iburst\nserver ntp.jst.mfeed.ad.jp iburst' /etc/chrony/chrony.conf

# 設定反映
sudo sv restart /etc/service/chronyd

# 同期状況の確認
chronyc sources -v
chronyc tracking

期待例:
>|text|
Reference ID : (ntp.nict.jp)
System time  : ... seconds fast/slow of NTP time

手順6:RTC(ハードウェアクロック)へ反映

sudo hwclock --systohc
sudo hwclock --show  # 表示がシステム時刻と一致すること

検証チェックリスト

目的コマンド期待出力
サービスの稼働`sudo sv status /etc/service/chronyd``run: chronyd: ...`
リンクの正しさ`readlink -f /etc/service/chronyd``/etc/sv/chronyd`
run/log 実体の有無`ls -l /etc/sv/chronyd /etc/sv/chronyd/log``run` と `log/run` が +x
chronyd 実体`which chronyd``/usr/sbin/chronyd`
同期状況`chronyc tracking`偏差(offset)が小さい
ログ`tail -n 50 /var/log/chronyd/current strings tail`起動・同期ログあり

典型トラブルと対処(正確版)

症状原因対処
`fail: chronyd: unable to change to service directory`/etc/service ではなく /var/service にリンク/または run 実体が無い`sudo ln -sfn /etc/sv/chronyd /etc/service/chronyd` を作り直す/手順2で run/log/run を作る
`506 Cannot talk to daemon`chronyd が起動していない`sudo sv start /etc/service/chronyd` 後に `chronyc tracking`
`sv status chronyd` で見つからないsv の探索先と不一致絶対パスで操作:`sudo sv status /etc/service/chronyd`
ログが出ないlog/run 不在/権限なしlog/run 作成&`chmod +x`、`/var/log/chronyd` の存在確認
同期が遅い外部到達性/DNS/サーバ選定`server ntp.nict.jp iburst` 等の設定見直し、`chronyc sources -v` の到達性確認

補足:即時同期(ネット接続直後の一発合わせ)

sudo chronyc -a makestep

**補足:GUIログイン後の再同期待ちを入れる(任意)
>|bash|
echo '(sleep 15 && chronyc -a makestep) &' >> ~/.desktop-session/startup

まとめ

  • antiX(runit)では **/etc/service** へのリンクが正解。
  • **/etc/sv/chronyd/run,log/run** の実体が必須(+x)。
  • `sv` の操作は **絶対パス指定** だと誤探索を避けられる。
  • `chronyc tracking` で最終確認、`hwclock --systohc` でRTCに反映。

antiX-swap設定

2025/10/30

antiX(runit)でのswap領域設定

概要

Let's Note CF-LX5(メモリ4GB)でantiXを運用する場合、swap領域の設定は安定動作に必須です。
今回はパーティションを変更せず、「swapファイル方式」で安全に導入します。
項目内容
PC名Let's Note CF-LX5
CPUIntel Core i5-6300U (2.4GHz)
メモリ4 GB
システム64bit antiX Linux (runit)
デスクトップrox-iceWM

swap容量の推奨値

メモリ容量利用目的推奨スワップ容量
4GB軽作業・Web・RDP用途2GB~4GB
4GB多アプリ・VPN利用4GB~8GB
おすすめ:4GB(メモリと同容量)
SSD搭載機ではswapアクセスも高速です。休止(hibernation)を使わないなら4GBで十分です。

swapファイルの作成手順

手順コマンド例説明
`sudo fallocate -l 4G /swapfile`4GBのswapファイルを作成
`sudo chmod 600 /swapfile`アクセス権を制限(root専用)
`sudo mkswap /swapfile`swap領域として初期化
`sudo swapon /swapfile`swapを有効化
`swapon --show` または `free -h`動作確認
sudo fallocate -l 4G /swapfile
sudo chmod 600 /swapfile
sudo mkswap /swapfile
sudo swapon /swapfile
swapon --show
出力例:
NAME      TYPE SIZE USED PRIO  
/swapfile file 4G   0B   -2

永続化設定(再起動後も有効にする)

echo '/swapfile none swap sw 0 0' | sudo tee -a /etc/fstab

再起動後も自動的にswapが有効になります。

swap削除手順(不要になった場合)

sudo swapoff /swapfile  
sudo rm /swapfile  
sudo sed -i '/\/swapfile/d' /etc/fstab

swappiness(スワップ使用頻度)の調整

デフォルトではメモリ使用率が高くなるとswapを積極的に使い始めます。
SSD環境では、値を低くしてswap頻度を減らすのが適しています。
目的コマンド説明
一時的変更`sudo sysctl vm.swappiness=10`起動中のみ有効
永続化`echo 'vm.swappiness=10' sudo tee -a /etc/sysctl.conf`再起動後も維持
確認:
cat /proc/sys/vm/swappiness  
→ 10 が表示されればOK

最終確認項目

項目コマンド期待出力
swap有効化`swapon --show`/swapfile が表示される
メモリ使用量確認`free -h`Swap欄に4G程度
fstab登録確認`grep swapfile /etc/fstab`設定行が表示される
swappiness確認`cat /proc/sys/vm/swappiness`10

まとめ

この方法で、ディスクを再構成せずに安全にswap領域を導入できます。
SSDの寿命への影響も軽微で、安定性が大幅に向上します。

次のステップとして、圧縮スワップ(zswap / zram)を導入すると、さらなる高速化も可能です。

antiXでのswap設定の重複修正手順

概要

antiXインストール後に手動でswapファイルを追加した際、fstabに重複設定が残ることがあります。
たとえば、下記のように2行ある場合は二重設定です。
/swap/swap swap swap defaults 0 0
/swapfile none swap sw 0 0

このままでは、起動時に不要なエラー(存在しないswapをマウントしようとする)や警告が出る可能性があります。  
1行目を削除し、正しい `/swapfile` のみを残します。

修正手順

手順コマンド説明
`sudo nano /etc/fstab`fstabを開く
不要行削除`/swap/swap swap swap defaults 0 0` の行を削除
保存Ctrl + O → Enter、Ctrl + X で終了
修正後のfstabの内容は以下のようになります。
/swapfile none swap sw 0 0

テストと確認

目的コマンド期待出力
swapを再読み込み`sudo swapoff -a && sudo swapon -a`エラーなしで完了
有効なswap確認`swapon --show`/swapfile のみが表示
fstab確認`grep swap /etc/fstab`1行のみ(/swapfile)
出力例:
NAME      TYPE SIZE USED PRIO  
/swapfile file 4G   0B   -2

補足

`/swap/swap` は antiX の一部インストーラが自動生成する旧形式です。

antiX-レッツノート仕様

2025/10/30

antiX 今回の仕様

Windows11のスペックに達しなかったので、仕方なくlinux化、というとlinuxに失礼かな。つい最近までwindwos10がちゃんと動いていたので、それなりにスペックはあります。
でもやってみてとてもよかったです。

レッツノート CF-LX5 仕様

項目仕様
デバイス名LX5
プロセッサIntel Core i5-6300U (2.40GHz / 2.50GHz)
メモリ4.00 GB (3.89 GB 使用可能)
システム64ビット x64ベース
元OSWindows 10 Pro
ディスプレイタッチ/ペン入力非対応

chrome-antiX

2025/10/29

Chrome , linux

linux用クロームブラウザは、オープンソース版とベンダー版の2種類があります。
ベンダー版のほうが、ログイン機能もあり、windowsと遜色ないのですが、オープソースではないことから、linux文化に合わず、バインドされていないようです。
ここでは、ベンダー版をリポジトリに組み込んで、依存関係、バージョンもシステムで管理するようにします。

# 公開鍵の追加
wget -q -O - https://dl.google.com/linux/linux_signing_key.pub | sudo apt-key add -
# リポジトリ登録
echo 'deb [arch=amd64] http://dl.google.com/linux/chrome/deb/ stable main' | \
  sudo tee /etc/apt/sources.list.d/google-chrome.list
# 更新とインストール
sudo apt update
sudo apt install google-chrome-stable

antiX-デスクトップのオススメと設定留意点

2025/10/29
詳しく知りたい方はこちら

迷ったら、わからないとき、最初のお勧め

メモリ FM × WM
256MB以下minimal-JWM
256~512MBROX-JWM
512~1GBzzz-JWM、ROX-iceWM
1GB以上zzz-IceWM
ROXは、使い勝手があまりよくないと感じたので、私はzzzにしました。zzzは、zzzFMの略称であり、SpaceFMの後継です。

私は、当初Rox-iceWM を選択していましたが、zzz-iceWMに乗り換えました。
他をを選択する人もいるでしょうし、可能な範囲でいろんなものに触れたいです。

設定時の留意点

共通設定

各種固有のデスクトップが立ち上がる前の設定
共通設定
~/.desktop-sesshion/desktop-session.conf
~/.desktop-sesshion/startup
※日本語圏の情報では、-confとなっているものもありますが、.confが正しいです。

これらのファイルは、

デスクトップ左下メニューバー → コントロールセンター → (左側)セッション → ユーザーのデスクトップセッション

から編集することができます(ここにあるファイルは、共通設定ファイルです。)。

WM個別の設定

固有デスクトップの設定であれば、どのカテゴリ(IceWM,JWM,Fluxbox)か、に注意する必要があります。設定方式が全く違うので、かなり注意する必要があります。十分に注意するようにしましょう。
特に startup ファイルはあちこちにありますので、要注意です。
WM個別の設定
~/.jwm/   以下のファイル
~/.fluxbox/ 以下のファイル
~/.icewm/  以下のファイル
デスクトップ左下メニューバー → コントロールセンター → (左側)デスクトップ → 〇〇の編集

から編集することができます。

他のx11システムでは読み込むが、antiXでは読み込まない設定ファイル(ここに設定しても無意味)

設定無意味ファイル
~/.xsessionrc
~/.Xresources
~/.xinitrc

感想

GUIデスクトップって、ような高性能ランチャーなんだな、という感想を持ちました。
そして、CUIとGUIでログインセッションが別、というのは、なるほどですが、知った時には衝撃を受けました。