Linuxメールサーバー構築前の検討

2025/10/23

Postfix

Postfixは、もっともメジャーなメールプログラムであり、linuxに常駐にメールを捌きます。
個人用途から大規模事業者、レンタルサーバー事業者などが多く使っており、素晴らしいプログラムである反面、十分な知識がないと設定が難しいソフトですので、簡単に用途ごとの考え方を記します。

決めるべき要素
ドメイン数単独　or　複数
SMTPサーバ外部　or　内部
HOST分離混合　or 分離
chroot不使用　or 使用
認証方法Dovecot or　SASL
このサイトでは　複数ドメイン、SMTPサーバーは内部構築、Host分離、chroot不使用、認証方法はDovecot

多くの書籍は、ドメイン単独、Host分離無しとかなので、自分ひとりでメールサーバーを使うのはいいけれど、あまり汎用的ではない事例が多いように感じています。

管理方法

管理者ひとりor複数管理者

このサイトでは管理者ひとり運用で紹介していますが、管理者を複数にするのはそんなに難しくないです。

ユーザー

ユーザーの設定も管理者が実施 or ユーザーが自分で設定

ユーザーが自分で設定するためには、ユーザーのログインを許すことになり、それはＧＵＩでないとワークしないと思います。すると、いわゆる認証式のＷＥＢサイトが必要となりますが、今回は、そこまで実施しておりません。その点での実用性はイマイチかもしれませんが、いずれ挑戦したいと思います。

一般ユーザーの権限

linuxユーザーとしても登録する　or linuxユーザーとしては登録しない

一般ユーザーはlinuxユーザーとしてログインできる必要はないので、linuxユーザーとしては登録せず、あくまでもバーチャルドメイン運用の中で、dobecotの認証ユーザーとして、メールのみを扱えるようにします。一般ユーザーは、単なるメールサービスの利用者、という位置づけです。